旅の虫11号・第3章
初心者(妹)と一緒・NZ(ニュージーランド)


■ 旅日記No.064 ・ NZ02前篇 ■

◆ マレーシア航空にて、
奈良(実家)〜関空〜クアラルンプール(エコノミー)


(心の中で、なんで俺が?、、、)
と思いつつ、妹のご機嫌とり。
(すねたB型の持続時間はすごい、昔っから知ってる)

どうせ行くのなら、彼女にとって記念すべき一度しかない
「初めての海外旅行」だし、
少しでも良い思い出が多く作れる旅にしてやりたい。


◆ クアラルンプールの空港にて、、、
  乗り継ぎ時間:4時間。

ああ、あと+2時間あれば、、、
市内であのうまい屋台のラーメンが食えたのに。。。
(心の中で歯ぎしりする)

その不満は、食欲へ。
分不相応なラウンジ。
取り放題の軽食。
全種類制覇を目指す。

満腹。 (妹が恥ずかしそうに睨んでくるが、無視だ無視。)
Good Job!(横で見てた西欧人がニカっと笑う)

75%も制覇できない。
恐るべし、
マレーシア航空のビジネス・ラウンジ。


ヒマ。。。
満腹の腹ごなしに
空港を歩く。


◆ 恥ずかしい日本人の団体
日本の高校生らしき、修学旅行グループ。
制服姿が200人以上 * 2グループも。
(親の金で高校生が海外か、、、贅沢な時代になったもんだ)

先生「絶対に勝手な行動をしないこと〜」
緊張からか、、、
裏がえった大声が、空港中に響き渡る。
(迷子出せば首でも飛ぶのだろうか、、、この必死さ。
  ”ふっ、今の学校なら、やりかねんな。”
 と、ガンダムのシャア風に思う)

大変そう。But,カッコ悪。
見てて恥ずかしい。聞いてても恥ずかしい。

”何?、なんなの?”
と言いたげな西欧白人カップルがこちらに視線を向けてくる。

(ワタシ、知りません。。。^^;
     カンケーありません。
 という演技をワザとして、視線をやりすごす。)

こんなだから、、、
世界中で日本人がバカ&カモにされるのだ。
(世界中の高校生が、一人で世界を闊歩してる。
 日本人の高校生は、5年も英語勉強してる。
 一人で歩けばもっと色々なことが分かるのに、、、
 もったいない。ホント)


◆ マレーシア航空にて、
クアラルンプール〜オークランド(ビジネス)

「ナイフやフォークなんかいちいち並べてくれなくても、、、
 手早く一気にサービングして欲しいんだけど!
 こっちは早く満腹にして寝たい。」
     (心の中の叫び。&機中泊の睡眠は大事だ)
もしも、、、一人旅だったら、
スッチーの耳元でそう囁いて、
皿をどんどん持ってこさせてたかもしれない。

隣で神妙な顔してる妹の手前、口にできない辛さ。
我慢^3。
また泣かれても困る。

一見上品で豪華なコース料理。
スープ、サラダ、ご飯、メイン、デザート、、、
???不味くはない。。。けど、、、???
何か非常に、、、物足らない。
いや、どう考えても、50点以下だ。

後々、納得できる原因がわかる。
アジア系エアーラインがよく起こす決定的なミス。
下手なカオサン(タイ・バンコクの旅人街)味。
辛味、旨み、塩気、甘み、深み、などを
無理やり制限し、
西欧人向けに体裁を整えた料理群。

俺の舌は、
もっとうまい「中華とマレーの融合した料理」や「屋台」
の味を知ってる。
だから、、、うまいワケが無い。
不満に思って当然だったのだ。


隙間の大きいビジネスクラスのシート。
肩がムダにスースーする。
酔うまで酒をちゃんぽんで流し込み、
ブランケットを1枚追加。

慣れないヨイショに疲れた。。。???

ビジネスなんて、、、60か65歳以上になってからでいい。
少なくとも、、、ここは、自分の居場所じゃない?
そんな様な?
居心地の悪さに包まれながら、強引に眠る努力。
             おやすみ。 Zzz。

タダでさえ眠りにくい機中、、、
離陸後の夜食と着陸前の朝食の為、
睡眠できた時間は、4時間弱だった。



◆ 1泊目

これまた妹が予約した面白くもなんともない
「港前のシティホテル」
にご宿泊。

「8000円/1泊。
 こんだけあれば、8泊以上はできるぞ。
 バカたれ。
 あーーー、もったいねー。」
と、言いたい気持ちを
 ”ぐっと” 
こらえご宿泊。


身軽になって、
手ごろな安宿を見学し終えた帰り、、、

最初の夕食は、小奇麗な韓国料理店でご飯もの。
「明日からは、一人旅モードでいくぞ!」
とだけ妹に宣言。

ふて寝。
(とはいえ、、、
 シーツの肌触りは気持ち良い。さすがに安宿とは違う)


◆ 方向性
・ルートや行きたい場所は妹に合わせるが、
・宿の選択・行き方・初歩的旅行英語は、
 こっちの担当。
と、割り切る。

早めに軌道修正しないと、妹の一人旅・自立モードが一生確立できない。
とマジに思う。


◆ もしも、妹が弟だったら、、、方向性は?

1泊目は、カルチャー・ショックを与える為に
バンコクの駅周辺の150円以下の水シャワーしか
出ない宿へ直行しただろう。

1発、そういうショックを受ければ、、、
東南アジアのどんな安宿だって泊まれる耐性がつく。
乱暴だが、後々その方がやりやすい。


だが、
さすがに20を越えた女性の初の海外旅行に、
「水シャワー+ゴキブリ付き」は、、、
酷すぎるというものだ。

清潔で冷涼なNZにそこまで汚い安宿も、、、
探しようがない。
山小屋くらいだ。


頭を切り替え、今後の方針は、
1)最初は、普段泊まる様な安宿よりも気持ち
  2,3ランク上げた所を選ぶ。
2)序々ランクをサバイバル気味に下げていこう。

名づけて、、、
「ちょこっとづつ、ワイルド化計画!!」


※ 但し、
英語については少しスパルタ。早く慣れた方が妹の為。
自分がオーストラリアへ行ったレベルに比べれば、、、
かなりマシな妹の英語。
NHKででも勉強したのだろうか、、、

基本的に話す能力は男性よりも女性の方が順応が早い。
妹も一応女性。例に漏れずといったところか、、、。


◆ ガイドブックを見ながら、、、

地球の歩き方、自遊自在、、、

そんなガイドブックをお手本にした初海外旅行にありがちな、、、

自分にとっては退屈すぎる旅。


北島は昔、通った道。
誰もが考えるルート。
相変わらず安全でキレイなNZ。


オークランド で 展望台・マーケット・
         &キックボクシングの見学。


旅して、2,3日目。
B型で妹ゆえに生意気な口はきくものの、、、
時々見せる不安な瞳に気付く。
そして、
初めて旅したオーストラリアの自分の感覚が蘇る。

-----  フラッシュバック中  -----

シドニーのYHの食堂で、
勇気を振り絞ってやっと口にした
「スパゲティ・・・ボロネーゼ」
という英語?。と不安感。

2段ベッドの上下で知り合った
「逞しく見えたワーホリ男」。

彼を教師に
4連続・夜間に勉強しなおした旅行英語。

発音・言い回し・態度・危険回避
情報の取り方・聞き方・旅のアイデア・コツ、、、etc.

-----  フラッシュバック終  -----

誰もが通る道、、、初めての海外旅行、、、不安。
少しは優しくしてやろう。
と心がける。


旅の教育は、、、
目の前でやってみせ、、、
メモ・復習・補足。
させてみて、、、何回か自信を付けさせれば、、、卒業。
(シドニーのワーホリ男ほど饒舌ではない口下手な
 自分なりに考えた方法)


ロトルア   で ジェットボート、温泉、博物館、
         + 川の中の温泉。
         マオリ料理・肉の蒸し焼き
         妹・宿の日本人グループと仲良くなる。
         ワーホリ男1名含む10名様でカクテルやビリヤード。
         (日本人群れる旅が楽しかった時もあったな、昔)
         昔なかった手羽先がNZ$5で腹いっぱい食える店。
         昔もやったリュージュ。


旅も1週間を超える、、、。

         
タウポ    で 高度4000m〜スカイ・ダイビング、
         ファームステイで馬の世話。
         プール ※、
         (初)ロッククライミング。
         ワーホリ女と妹と3人でビリヤード三昧。

※ 市民プールみたいな場所で、
水深2mと小さなトランポリンが設置してあった。
地元の子供達に混じってジャンプや宙返りを比較的安全に楽しめた。
「この時だけ」、、、は心から楽しかった。


But、、、
その他の時間は、、、
それなりに楽しいアクティビティ。

&&&,,,

妹の行きたい場所は、
全て500g+500gのガイドブックの中に書かれている内容。
(お前は西遊記のソンゴクウかっ、っと心中ツッコミ)

テキスト通りのあくびをかみ殺す様な旅が続く。
(ゆえに情報は、ガイドブックを参照)



◆ 増大する疑問(心の疼き)
心の中に湧き上がった疑問が、日増しにどんどん膨らんでいく。

「海外旅行の初心者」と「経験を積んだ旅人」のGAP?
一人旅との違和感?

たかが10回程度の海外旅行で?
旅に飽き?てしまった?
もう旅ズレしちまった?
心が磨耗してしまった? (長渕 剛風に自問自答する)

ワーホリ系(男女)と会話していても、、、
昔みたいに
「わーすごい」
「そんけー」
「逞しい」
とか全然思わなくなっている自分。

確かに英語を自在に使いこなしている点だけは尊敬できるのだが、、、
所詮、それだけのこと。
(旅人にとって言葉は意思を伝えるツール)

情報交換が有意義と感じない???NZだからか?(自問自答)
なんなんだろう、、、????
この退屈さ、気だるさ、欲求不満だけでは
言い表せない感情?????

満たされない心、、、(自問自答)
退屈、、、
 → これはしょうがない。約束が優先だ。今は旅の教師。
安全すぎる国NZ、、、
 → 初心者の選択としても正しい部類だ。悪くない。
トラブル歓迎?、、、なんて思ったことないのに、、、。
なんだこの乾いた、物足りない気持ちは、、、。

あくびが出そうな使い慣れた旅行用英語。。。
(自分の中でパターン化しちまってる)
 → NZは英語圏だ。しかたない。
   次は南米だな。スペイン語圏。決まり。

じゃあ、、、(自問自答)
タフだったり、難しさを感じる旅でないと
自分の心が満足しなくなっているのか???
本当に心が磨耗してしまった?
不感症???
そこまでじゃあないよな。
このNZに入って以来、、、おかしい、自分の心。



じゃあ、この満たされないウズいた気持ちの原因は?
解消法は?



ロック・クライミングで筋肉を限界まで苛め抜いてみた、、、
けど、疑問と疼きと乾きが取れない。



いままで旅をしていて、
感じたことのない
「心の疼き」と「止まらない疑問」を抱えたまま・・・


ぶっちゃけ、大した面白みがないまま・・・


旅と時をこなしていった。
(→ ■ 旅日記No.065 ・ NZ03中篇 ■ へ)



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