ベトナム縦断*旅日記 第9日

  
  −−−−−− ベトナム縦断9日間旅日記 ― 第9日 −−−−−−

{9日目;9/27(日曜日)}

[けだるい朝]
 昨日、フルに動き回った為、体中が怠い。腕から肩、首が特にバキバキに筋肉
痛だ。緊張してバイクを走らせていたのだ。無理もない。まぁ、やりきった代償
だし、後は帰るだけだからいいや。

[ホー]
ホテルの斜め前にホーの出店があった。そこで、最後のホーを楽しむ。普通は、
肉と野菜が程良くミックスされている。でも、たまたま同席になったスキンヘッ
ドのカナダ人女性はのホーには、煮込んだ大根が、たくさん入っていた。
TAKT「それ、Special Menu?どうやって頼んだの」
答えは、簡単だった。
「I'm Vegitarianと言っただけよ」
隣の庭は、、、じゃないけど、良く煮込んだ大根が多いそっちの方がはるかに多そ
うだった。

[バイタクおやじ]
ホーを食べ終わって、ホテルに戻ろうとすると、見知らぬ男に声をかけられた。
でも、すぐ、思い出した。すっぽかした3日前にバイタクおやじだった。あと1
時間もしないうちに空港に出発する。そんな土壇場で、やっかいなトラブルだ。
彼と交わした約束は、4時間で50000ドン(=500円=US$3.6)でも、実際に仕事
したのは最初の2時間、おまけに雨が降ってきたのですっぱかされたのだ。はっ
きり言ってこっちも怒っている。向こうも1銭にもならなかったから猛然と請求
に来た訳だ。

{photo:要注意!のバイタクドライバー}
(ありがちな感想ノートを持っている)
妥協点は2時間分の25000ドンだと思っていた。でも、彼は、
「あと2時間ちゃんと待っていた。」
と言って聞かない。取りあえず、フロントに警察を呼んでもらった。こういうの
も経験のうちとも思ったのだ。出発時間まで30分ある。するべき予定はなにも
ない。どうなるのか30分の時間限定で、楽しむべきだ。5分もしないうちに警察
は来た。
30分粘ってみた。が、結果は、惨敗。彼の言い分が全面的に通った。警察官の
発言には、首を傾げたくなるような発言がいくつかあった。
「彼はちゃんと待ったと言っている。」
TAKT「じゃあ、待ち合わせを放棄されて歩いて帰った分はどうなるの?」
「先進国から来た君には、$4は、ハシタ金だろう。」
そういう問題じゃないのだ。私の言い分である
TAKT「はぐれた時間分まで払う」
というのは、全然無視され、最終的に、
「どうしても不服なら、警察が$4払う。但し、警察で一筆書いてくれ。」
そんな時間はなかった。変な妥協案の上に警察に自分の名前やサインを残すこと
の方が後々変な問題を引き起こしそうだ。
TAKT「警察の車で空港まで護衛してくれるならば、$4は払うよ」
最後は、冗談で締めくくった。

  結局、地元の警察は、地元民の見方。そして、今まで、すんなり言い値を払っ
てきた旅行者が多いのだろう。ベトナムは昔、植民地だった。少し、妬みの様な
感情も見え隠れした。
  僕は、
“この体験と引き換えなら、$4は安い。彼に払うわけではない”
と。無理やりにそう思うことで自分自身を納得させた。

  空港へ
  日本へ
    色々、ほろ苦い、悔しい思いをした旅だった。
筋肉痛だし。
        楽しかったのはメシだけ?・ ・ ・ ・ ・ とほほ。
教訓 現地の警察は、現地人の味方。
ベトナムには、良い人も悪い人もいる。
見分けを誤るとカモられる。

気を付けて旅しよう。

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