メルマガ:旅の虫通信 創刊号


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□ ◆ 旅 の 虫 通信 ◆ □ 世界放浪14ヶ月間の旅日記 □ □ □
◆ □ (毎週日曜発行) □ ◆ (コラムと英語も) □ □ □
□ ◆  第 001 号 ◆ □ 発行日付 : 2001年08月05日□ □ □
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== 第 1 章 ==
無理やり2ヶ月半でつないだチベット〜マダガスカル
(1999年09月09日〜1999年11月21日) ==
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[◆◆ <タイ国について> ◆◆]
※ このコーナーでは(今後の方針)、
入国前に、自分がその時点で知っていた情報と為替レート。
出国後に、その国の感想、考察(平均月収、物価感覚など)
を述べる。

イメージは、王国。仏教。1993年3月(6年前)に訪れて以来、2度目だ。その時は
、シンガポールからマレー鉄道で北上し、パタヤとチェンライを観光した。
今回は、普段通り、地球の歩き方の宿情報だけコピーして持参。バンコクは、
単なる通過ポイントのつもりだった。

◆ 為替レート
その時の為替レートは、
1BAHT(バーツ)= 5 円 だった。が、今回は、
1BAHT(バーツ)= 2.84 円
(以下、タイ通貨は、「B」 と略す。日本円換算は、2.9円とする。)

◆★○ 09月09日(木) 晴 [日本・東京] ○☆◆

13:00 久々にバックパックを担いだ瞬間、背筋がシャキっとした。少し心が、期待
でワクワク&ムズムズした。これはもう、条件反射に近い。思わず、苦笑い(^^;)
してしまった。自宅を出発。

15:00 成田空港に到着。今回は乗らないが、アメリカン航空のFFP(フリークエント
・フライヤー・プログラム)のアドバンテージに入った。
NW001便 成田 1820 --> バンコク 2315
(飛行時間:5時間27分、時差:-2時間)
最近、習慣化しているスパイシーなトマトジュースで活を入れた。

23:10 バンコク到着。ねっとりした暑い空気が腕に張り付いてくる。
A2のエアーポートバス70B(200円)に乗った。深夜なので、渋滞はない。40分で
カオサンロードに到着。夜も遅いので、カオサン通り(※)の宿はほとんど満室。
少し高めだが、少し奥の宿に即決した。
(※)カオサン・ロード:バンコクで超有名な安宿街。旅好きの西欧人に迎合して
、特化してしまった。うるさいが、便利。

<宿>「SAWADEE INN」(サワディ・イン)
シングル :AC付、TV付、共同水シャワー : 300B(870円)
「初日から、AC付とは、軟弱もんー」と自分をたしなめつつも、、、宿泊。

<少し小腹が減ったので夜食・買物>
ヨーグルト      11B (32円) 整腸に!
水 750ML       8B (23円) 必須
トイレットペーパー   9B (26円) 必須
焼きそば(卵なし)  10B (29円) 卵入りは15B(43円)
焼きもろこし     10B (29円) 好きなので、毎日食ってた。

<娼婦>
細く背の高いケバい女性が、なぜかお腹をくすぐってくる。かわすと腕をつかん
できた。僕は、ケバい女性は好きじゃない。

26:00 就寝

◆★○ 09月10日(金) 晴 [タイ・バンコク] ○☆◆

08:00 起床。クーラーつけっぱなしで、少し喉が痛む。

09:00 朝飯に70B(200円)のコンチネンタルブレックファスト。(少しリッチだ)

◆チベットへの道
 だいぶ前から悩んでいた。チベットに入るルート。食べながら、情報収集し
ながら、午前中はそのことだけを考えていた。

<ここまでの考え>
案1)(空路)--> カトマンズ --(空路)--> ラサ
案2)(空路)--> 昆明 --(陸路)--> 成都 --(空)--> ラサ
案3)(陸)--> ラオス --(空)--> 昆明 --(陸)--> 成都 --(空)--> ラサ
案4)(陸)--> ラオス --(空)--> 昆明 --(陸)--> ゴルムト --(陸)--> ラサ

案1)ネパール周り。
問題点は、チベットにいる間、全行程ツアーに入らなければならない。
カトマンズで友達と会う、約束(確約ではない)有り。
案2〜4)中国周り。
問題点は、中国ビザをバンコクで入手しなければいけないこと。と、
陸路は、時間がかかりすぎる。2.5ヶ月でマダガスカルまで行き、尚且つ、
そこで3週間過ごすことを考えると日程的に苦しい。
旅仲間は、口を揃えて、中国周りを薦めていた。
案3,4)は、ラオスも観光。
案4)自然に高度順応できる。ルート的にも魅力がある。

<air情報> 3社回った。
BKK-->KTM RA 月火金土 6700B,7200B
       TG 毎日   8400B
       BG 火水金  5600B(ダッカへ遠回り翌日着)
BKK-->昆明Kunming    4700B,5100B
BKK-->CTU 8G 火金   6000B
中国ビザ  4日必要   1500B(2日で2500B)
凡例>
BKK:バンコク
KTM:カトマンズ
CTU:成都、Chengdo
RA:ロイヤル・ネパール航空
TG:タイ国際航空
BG:ビーマン・バングラデシュ航空
8G:ANGEL・AIRLINE(このタイの航空会社は、初耳だった。)

こうして、調べると、知らなかった「バンコク-->成都」の路線が出てきた。中国
ビザの取得にも、土日がらみで時間がかかる。時間を短縮するには、これがベスト
だ。カトマンズのビザ問題が見えないことも減点要因だった。悩みに悩んで、

結局、
案5)(空路)--> 成都 --(空路 2年前で1600元(2.5万円))--> ラサ

に決定した。対応が良かった「LITA TRAVEL」にて、9月17日の成都行きフライトを
予約。中国ビザも依頼。パスポートを預けた。
この中国ビザの足止め期間を利用してダイビングのライセンスを取得することに
する。タオ島に友達の友達カップル(実は知らない人)が経営しているダイビング
スクールを目指す。(KOH TAO INFOMATIONという出張所がカオサンにある)
タオ島行ミニバス(20:30発)   350B ( 1015円)
Cカード       7800B (22600円)

<少し時間が開いたので散髪など>
散髪         200B (580円)
写真 4枚*2組    200B (580円)
Student ID CARD     50B (145円)
チベットに思い入れがあった。高い精神をもった坊さんが闊歩している様子を
想像していた。「郷に入れば郷に従え」じゃないが、現地に入れば、なるだけ、
現地の生活スタイルで旅するのが、僕のポリシーだった。だから、スキンヘッドに
した。生まれて初めて、だったが、気分も一新しかったのだ。でも飛び込んでしま
ったのが美容院。カミソリがなく、出来損ないのマルコメ君みたいになってしまっ
た。
早速、写真屋で記念撮影し、国際学生証(もちろんフェイク)を作った。値段は
、50〜80Bと開きがあったが、デキはよかった。これは、先進国で美術館や博物館に
1,2館入れば、すぐ元が取れる。

◆<トゥクトゥクのだましテクニック>
 前回見逃したワットアルンの夕景を見たくて、ワットポーまでバス(3.5B)で行
く。その先は川を越えなくてはいけない。船付き場の場所を聞くのにトゥクトゥク
に聞いたのが間違いだった。
「ワットアルンはお祭りがあって休みだ。そのかわり、、、」
展望を見れるゴールデンテンプル+ムエタイに20Bでという誘いにのる。
(また、帰ってくるし、いいかぁ)と思ったのだ。
ゴールデンテンプルで品の良さそうな夫婦が英語で話しかけてきて、ルビーが
格安で買える見本市の話を聞く。あとから考えると全てはワナだった。高価な薄暗
い問屋に連れて行かれ、その後、トゥクトゥクのオヤジはムエタイまで行くのを渋
った。
そこまで連れてくるのが、お店の指令。ガス代はお店が負担してくれるらしい。

17:00 時間を読んでムエタイ会場へ出発しようとする。が、ドライバーは、
「渋滞するからイヤだ」
と、ふざけたことを言って、なかなか出発しない。
TAKT「もういいっ!。半分しか仕事してないから10Bね。バイバイ」
任務を果たした彼は、追いかけてこなかった。油断だった。時間を無駄にした。
反省しながら、カオサンまで1時間歩いた。

18:00 カオサンでブラブラ。

19:00 コタオ(タオ島)へ向け出発。ダラダラとピックアップしていく。

20:40 ワゴン車を乗り換え、定員11名の車に定員オーバー12名。やっとバンコク
市街をぬけ、順調に走り出した。
ここで、一つ学習したことがある。
「髪の毛は、役に立っている」
なくしてしまってから、その大切さに気付くことは多々あるものだ。眠りかけると
横の壁に頭を「ガンッ!☆」とぶつけて、起こされる。そう、髪の毛ってクッショ
ンになるんだ。少し感心し、少し後悔した。と同時に、「下の毛も役立っているの
か?」なんて、ショーモナイことを考えたりした。大体は良い道だったが、ワゴン
車は、時々大きく跳ねた。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> つづく


  11-1.旅の虫日記11号・第1章 目次 (写真と地図)
  11-2.旅の虫日記11号・第2章 目次 (写真と地図)
11-0.旅の虫日記11号(大目次)